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はやく小説家になれますように 堤アカリ

主人公

堤アカリ…。

主人公

誰だろうな。

主人公

あってみたいな。

ぼんやりと 光る提灯を見ながら
家の近くまで 帰ってきた。

主人公

よし!
いくら考えてても 月曜は やってくるんだ!

主人公

帰ったら シャワー浴びて…

主人公

とっとと 寝ますかー!

坂道を下りた俺は

目を疑った…。

主人公

あれ…

主人公

俺の…

主人公

…家が…ない!?

主人公

そんなバカな!

主人公

たった数時間 家を出て
山に登って 戻ってきただけだぞ。

主人公

でもそういえば 景色が… 風景が… 違う。
この違和感は なんだ。

真夜中に 家があったであろう
場所の前で 呆然と立ちつくす。

主人公

こういう時って…
本当に 冷静に考えることが 出来ないんだな…。

主人公

いや 何も考えられないというのが…

主人公

しっくり くるのかもしれない。

数分…

数十分…

空をみて 立ったままで…

本当に何も 考えられなかった。

主人公

あいつら!

主人公

そうだ! ダチのアイツらの家は…
どうなってるんだ。

終電の時間は 過ぎているが
幸い電車で 移動する距離ではない。

主人公

走れば あっという間だ。